学友会教育研究所について ほりせんの講演会情報

2013年03月14日

もう春ですよ


「3.11」を一大イベントのように取りあげるマスメディア。それを読み聞き見て涙する人々。そのイベントが終わると潮が引くように取りあげられる数が少なくなっていく。「忘れない」が虚しくフェードアウトしていく。

私たちにとって3.11というのは「特別な日」ではあるが「特別な」日ではない。悲しみは命日だけで消えるものではないのだから。まして、故郷を追い出され、苦悩の生活を現在進行形で続けざるをえない福島の人間にとっては、3月11日も今日も…何も変わらない。

しかしながら人は、日々の生活に追われていくうちに徐々に忘れてしまう。悲しみや苦しみはそうして乗り越えていくものだから、それが自然なすがたなのだ、と思う。

ただ、忘れてはいけないことがあるのも事実だ。直接被災していない人にとっての震災。直接影響を受けないと思っている人にとっての沖縄基地問題。直接体験していない人にとっての戦争の記憶と反省など。(原発事故は日本中、いや世界中の人々が大なり小なり直接影響を受けてしまいました)どれもみなちょっとの工夫と相手を思い遣る気持ちがあれば「忘れない」でいられるものばかりだ。こちらで知りあったある方は、ものを口にする時は必ず手を合わせて感謝の祈りを小声で唱える。忘れない工夫のひとつだと思う。

私もその方に習って、食事前に唱えることにしようと思う。 1、世界中の誰もがみんな幸せになれますように。
1、世界中のどの国もみんな平和になれますように
1、そうなるように私は努めます

自分自身がどう生きるかを忘れないようにするきっかけになるはず。



Posted by ほりせん at 09:00│Comments(1)
この記事へのコメント
素敵な写真ですね。
先生を応援しています。
Posted by のび太 at 2013年03月17日 16:57
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
もう春ですよ
    コメント(1)