2012年03月03日
原発事故100時間の記録

NHKの番組で浪江町と双葉町の大地震後百時間を、看護師と消防団員の行動を通して追うものだった。つらくて、悲しくて、苦しかった。それにもまして、いろいろなものに対する憤りがグツグツとこみ上げてきた。その1つが「無知」。原発の危険性に関する知識の無さが、危機感を持てなくしていた。苦しんでいる人々には酷だが、それによって、適切な行動を取れなかったと言わざるを得ない。その証拠に、出ていたみんなが「まさか原発が大変なことになるなんて、思いもしなかった。」と言っている。知識さえあれば、あれだけの大地震や大津波の後に原発が無事でいられるはずがないと、容易に想像できるはずだからだ。もう1つは、国の対応のずさんさだ。どんな手を使ってでも避難住民に知らせなくてはならなかったのに、それをしなかった。これは国家的犯罪と言っても言い過ぎではない。まだまだいろいろあるが1つ疑問がある。浪江町と双葉町を取り上げたのに、なぜもう1つの福島第一原発の立地町である大熊町に一言も触れなかったのかという点だ。国は11日深夜、大
熊町だけにバスを手配し、翌日全町民避難をさせた事実を取り上げて欲しかった。検証しなければならないことはまだまだたくさんあるのを忘れないで欲しい。
Posted by ほりせん at 23:41│Comments(2)
│日々のこと
この記事へのコメント
私も見ました。言葉が出なかったです(>_<)そして私もなんで大熊町が取り上げられないのか疑問に思ってました。そんな事実があったんですね。
Posted by オガ at 2012年03月04日 18:26
>オガ様
>国と東電が犯した犯罪なのに、まだ誰も責任をとっていないのはおかしい。警察が事件や事故の原因究明をして、犯人(責任者)を逮捕しなければならないのと同じように。
>国と東電が犯した犯罪なのに、まだ誰も責任をとっていないのはおかしい。警察が事件や事故の原因究明をして、犯人(責任者)を逮捕しなければならないのと同じように。
Posted by ほりせん at 2012年03月04日 18:37